私立九瓏ノ主学園は、明治時代の文化人であった九瓏肇先生によって創立されました。創立当初は男子校でしたが、校訓である“共創”の理念の元、社会における女性の活躍をいち早く重要視し、昭和61(1986)年より共学の中高一貫校となりました。
欧米の教育事情にも精通していた九瓏肇先生は、創立当初より、旧来の日本的な教育方法にこだわらず、大胆かつ先進的な手法・着想を取り入れて参りました。その一部が、「全寮制」「洋装絢爛な校舎」「自由で開放的な校風」などです。ですから、本校は今もなお九瓏肇先生の志に徹し、生徒一人ひとりにとって、自ら学び自ら考え、“大志”を育む土壌となる学園生活が、より豊かに、より充実したものとなるよう、常に優秀な教員・指導員を揃え、環境を調えるべく努めています。
また、都内を巡る環状鉄道路線沿線という好立地に学舎を構えながら、全寮制を導入していることは大きな特徴の一つです。これは、「大志を抱き、共に創り、社会に貢献する」という九瓏ノ主学園の目指す人間の醸成に、他人との密な共同生活の経験が大いに資すると考えるためです。授業や学校行事以外の生活をも共にすることは、多くの他人の意見に深くまで触れる機会を創出し、一つの目標に向かって仲間と努力する協調性を育んでいます。